ABOUT
DPDLコンサルティングについて
Message
代表あいさつ
技術と経験が支えた、かつての現場
かつて、食品工場の現場は団塊の世代を中心とした経験と実力のある熟練班長さんが多々おられ、ある意味、ものづくりのコアとなる工場管理の領域は、経営が関与しなくとも黙々と管理されていました。
今やその多くの熟練技術者が退職されましたが、世代交代に伴う現場のノウハウ、暗黙知を含む多々の現場技術の伝承が十分とは言えず、残された次世代技術者が悩み、迷っている実状を近年数多く耳にしております。
DXなど情報産業全盛の昨今でも、未来永劫変わらない食品の「ものづくり」の現場。
実践教育により「矜持を持って」イキイキと工場経営、設備管理、教育訓練に携わる、現場次世代技術者の支援と、実践的現場管理手法により広く製造メーカー様の経営支援が出来ないかと、ずっと構想を持ち続けておりました。
オーダーメイド機械が示す現場の難しさ
開発に膨大なコストが掛けられ、設計、製造に「最高の信頼性」がつくりこまれる自動車などの量産機械と違い、食品製造ラインの産業機械、特に主要設備である充填機などはオーダーメイドのワンオフ製造機械であり、潜在的な設計不具合は、構造的に過去の同類機で顕在化した不具合の設計改善反映(MP設計)、及び設備メーカーとユーザーである食品製造メーカーとの良好な関係の下、生産稼働を通じ顕在化した不具合の的確なフィードバック及び改善によって設計練度を高め「完成度」を向上していくしかない。
ただ、設備ユーザー側の経営的視点では、現在でもまだ決して満足できるものではなく、一流とされる食品充填機メーカーの設備でさえライン平均機械稼働率は95%に満たず、月に500回以上のチョコ停を発生し現場オペレータが走り回っているのが実状。
それらを鑑み、長年、設備個別のメーカー設計・製作「完成度」向上と、ユーザー側現場オペレーションによる使用条件の順守や設備保全管理での「ひとの作業担保」による、設備、ラインの「信頼性」向上という課題に挑戦し、国内、海外で有難く意志を共にした設備メーカー様と多数の改善実績を重ねて参りました。
食品業界に突きつけられた、厳しい現実
食品業界は、2000年7月に発生し1.7万人が被害を受けた「雪印乳業食中毒事件」以降、自動化プラントのバルブ動作不良ひとつで発生する大量汚染、ボルト1本の異物混入など、万一市場に流出すれば、事業の根幹を揺るがしかねない過酷な経営環境に置かれおり、加えて、近年の原料、資材コスト高騰により、あらゆる領域での一層のコストダウンが必須の状況。CO2や廃棄物発生抑制など環境対策の増大も然り。
高度に自動化されたラインやプラントでは、設備に対する深い洞察、知見がないと品質管理の根幹である事故不具合の「未然防止」、即ちリスク撲滅の本質には至りません。
戦略なきコストダウンも、潜在的な品質事故リスクを即、増大させることに繋がります。
高度に自動化されたラインやプラントでは、設備に対する深い洞察、知見がないと品質管理の根幹である事故不具合の「未然防止」、即ちリスク撲滅の本質には至りません。
戦略なきコストダウンも、潜在的な品質事故リスクを即、増大させることに繋がります。
解決の鍵は、技術者の知恵
これらを解決するのは「技術者の知恵」でしかありません。
「設備の限界と、ひとの担保」を最適値に導き、コアとなる人材が日々成長している活気のある現場、より良いメーカー経営、そして揺るがない世界最高品質の「日本のものづくり」を永続的に発展させたい食品メーカー経営者の方々に貢献できればと、切に考えております。ぜひご相談ください。
現場の想いを、経営の力に。
DPDLコンサルティング合同会社
代表 坪内 知治
Profile
代表経歴
幼少期の素養
1963年4月 東京生まれの横浜育ち。
酔うと横浜弁「・・・じゃん、じゃんか」を連発。
父親が東芝の電気技術者で自宅には精密機器や電子部品が溢れていたため、幼少期から兄と共にプラモデルや鉄道模型の組み立てをはじめ、ラジオやオーディオ機器の製作などに没頭。
技術者としての基礎を養った。中学・高校では、吹奏楽部でトロンボーン奏者、写真部ではフィルム現像・引伸し含む映像作品づくり、体育会バレーボールなどの部活動に熱中した。
大学時代の実践的経験
武蔵工業大学(現:東京都市大学)機械工学科に進学。
学問だけではなく、実際の現場経験を積むため、二輪販売店のメカニックとしてアルバイトを経験。
エンジン分解・整備の高度な技術を持つ先輩メカニックの影響を受け、設計と実機の整備が密接に関わることを学ぶ。
特に、二輪メーカーの設計者が店を訪れ、先輩メカニックから直接意見を聞きながら実車不具合情報をフィードバックし設計改善につなげる様子は、後の技術者としての視点に大きく影響を与えた。
当時難関だった二輪限定解除を果たしカワサキの750ccで日本一周を達成。
全国各地の産業や地域ごとのものづくり文化に触れたことも、技術と経営の視点を広げる貴重な経験となった。
技術者としての理念と次世代への継承
長年の設備・品質管理改善実務、特に海外駐在経験を通じて、世界最高の品質を誇る「日本のものづくり」の根底に、日本人が脈々と受け継いできた集合無意識があることに気づく。
意識せずとも「おかげさま」「ありがとう」による現場の「和」、チーム認識があり、「祓い清めれば神が宿る」 という共有認識により「整理・整頓・清掃(3S)」という品質、安全管理の根幹である活動が、日本では平然と継続されている。
伊勢神宮で、20年毎にすべての社殿、殿舎、御装束神宝を造り替える「式年遷宮」は1300年間も続く、世界唯一かつ最高の技能伝承システムでもある。
日本の「ものづくり」技術の伝承が、単なる知識や経験だけではなく、世界最古の歴史を持つ日本の誇りと文化の継承であるべきだとの認識に至る。
2025年3月、これまで培った理念、知識と経験を次世代の技術者へ広く伝えるべく、DPDLコンサルティング合同会社を設立。設備技術の視点から、企業経営と現場の知識を融合し、日本のものづくりの未来に貢献することを使命として活動を開始。